カラムナリス病(尾ぐされ病)というベタの病気を治療する方法

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カラムナリス病(尾ぐされ病) ベタの病気

ベタの病気で最も多くみられるのがカラムナリス病です。尾やヒレが溶けてくることが多く、尾ぐされ病と呼ばれることもありますが、尾だけでなく、体中のあらゆるところに感染します。ミズカビ病との合併症になる場合がたいへん多いため、見た目に惑わされず、適切な治療を行うことが大切です。

この病気の症状としては、尾やヒレが溶けてきたり、体に充血が見られたりする他、ミズカビ病との合併症により、尾に付着物が生じたり、体に白っぽく不定形のイボのようなものができたりします。

カラムナリス病の治療は難しくありませんが、エラに感染すると一日と持ちませんので、見つけたらすぐに治療する必要があります。

カラムナリス病の原因

カラムナリス病はカラムナリス菌による感染が原因で起こる病気です。カラムナリス菌は好気性菌のため、酸素の多い環境を好みます。対してベタは酸素不足に強いエラを持つような進化をしていることからもわかるように、酸素の少ない環境に暮らすことの多い熱帯魚です。ベタが他の熱帯魚よりもカラムナリス病に掛かりやすいのは、ベタの暮らす自然の止水環境では水中の酸素が多すぎないためにカラムナリス病の脅威が少ないためかもしれません。

カラムナリス病の予防

カラムナリス菌は酸素を多く含んだ水を好みます。ですが、ベタを酸素の多い水で飼うこと自体には問題はありません。注意しなくてはならないのは水中に発生する細かい気泡です。これがベタの体やエラに触れないような環境づくりをこころがけます。

特に水の中に小さな泡を作り出すような濾過器など(外掛け式フィルター、エアレーション)はできるだけ使用を避け、外部式フィルターを使用するか、スポンジフィルターや底面式フィルターを泡がほんの少しだけ出るような使い方をします。

止水での飼育はカラムナリス病の治療と予防には最も適しています。ただし止水ならカラムナリス病に掛からないかというと必ずしもそうとも言い切れません。水換えなどで新しい水を入れるときは勢い良く入れずに静かに入れ、むやみにアミですくったりしないような配慮も心がけて下さい。

カラムナリス病の治療

カラムナリス病はまずミズカビ病との合併症を起こしていると考えた方が良いでしょう。そのため、一般的な尾ぐされ病とは見た目が少し違ってみえる場合もあります。体に白っぽいゼリー状のものが付いていても慌てずに対処すれば、治療の難しい病気ではありません。

まずは治療用にプラケースなどを用意して、飼育水1リットルあたり5グラムの食塩を良く溶かします。次にグリーンFゴールドを規定量入れ、治療用のケースに病気のベタを移します。濾過器や水草は入れないようにして下さい。

ベタの体を良く観察して、体のどこかに少しでも白いものが有る場合には、4時間ほど後、今度は更にニューグリーンFを加えます。ベタの体に白いものがあるかどうかわかりにくい時には、デジカメで病気のベタを写真に撮り、パソコンで拡大してみるとわかりやすいでしょう。


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